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スゴいとこ たくさんあります! 【UVオフセット印刷】

 UVオフセット印刷とは

オフセット印刷は、主にチラシやパンフレット、パッケージなどの商業印刷物に用いられる印刷方式のひとつです。版胴と用紙を直接触れさせるのではなく、ブランケット胴とよばれるゴム製の胴を介し、用紙に版面がのる仕組みとなっています。また、インキと水が反発する性質を活かしインクが転写する部分と転写しない部分とを分けているのもオフセット印刷の大きな特徴です。

富士印刷で使用しているUVオフセット印刷は、紫外線(UV)を照射し、専用インキを印刷機上で硬化(乾燥)させる印刷手法です。

UVオフセット印刷 インキを硬化させる仕組み

印刷物の高付加価値化において、多様なインキの使用は欠かせません。当社では、7色を同時に印刷することで、デザインの領域を広げることが可能です。UV印刷の特性を活かし、プロセスカラーに特色や白インキ、そしてニスを加えることなど、カラー印刷では表現できないオリジナルの印刷をご提供しています。

 

 富士印刷UV印刷機の特徴①・・・胴間照射

富士印刷のUVオフセット印刷機は、印刷機のユニット間にインターデッキ用UV照射器を設置することができ、ユニット間でインキを硬化させることができます。

ユニット間で印刷面をウェットからドライな状態にすることで、コートニスの塗布を安定させ、インキも重ねられ、印刷再現性を高めることができます。胴間照射は主に白印刷の必要なホイル印刷や疑似エンボス印刷、ベタ印刷などの上に印刷が必要な場合に行います。

白インキやベタ印刷など2度塗りが必要な場合、インキを硬化させることで、むらなくきれいに印刷できます。インターデッキ用UV照射器は必要に応じて移動させることが可能なため、印刷内容に応じて高品質な製品を作り上げることができることも胴間照射の特徴です。

 富士印刷UV印刷機の特徴②・・・厚紙印刷

通常のコートボールに加え、1㎜厚の用紙に印刷することができます。特に厚みの必要とするコースターは、薄目の用紙を貼り合わせ、厚みを持たせることもありますが、富士印刷では、厚いコースター原紙に直接印刷し、加工を行います。

用紙を貼り合わせることがないため、リードタイム短縮やコスト削減に寄与できます。

その他、印刷後に異なる用紙を貼り合わせる加工が必要な製品においても、印刷前に貼り合わせ加工を行うことで、その加工に伴う精度に気を払うことがなくなります。

 

富士印刷UV印刷機の特徴③・・・7色同時印刷

インキを転写するユニットが7箇所ある印刷機を使用しています。通常カラー印刷だけではなく、特色を同時に3色まで印刷することができます。

また、4cカラーにグロス調のニスとマット調のニスを加え、デザイン性を向上させたり、胴間照射と合わせ濃い色の紙にしっかりと白インキをのせ、その上にカラーや特色を一度に印刷することが可能です。高品位な印刷が必要な場合にその特徴が発揮されます。

 

 富士印刷UV印刷機の特徴④・・・6色×1色同時印刷

片面7色同時印刷だけでなく、片面6色までと片面1色を同時にUVオフセット印刷で加工することができ、印刷時間を短縮して加工することができます。パッケージにおいては、中面の空きスペースを活用して、「キャンペーンの案内」や「塗絵」を印刷するなど、パッケージの価値向上を図ることができます。

 

富士印刷UV印刷機の特徴⑤・・・薄紙印刷

厚紙だけではなく、薄紙にもUV印刷が可能です。カタログ表紙やポスターなど、目にとまることが求められるデザインに、富士印刷のUV印刷を活用していただけます。グロス・マットニスの組み合わせ、疑似エンボス印刷、スポットニス、多色印刷など印刷表現を豊かにすることで、さまざまなアピールツールとしてご用命いただいております。

 

その他、UVオフセット印刷のメリット

・耐久性に優れている 

皮膜の強度が高くなるため、摩擦堅牢度も高く、耐摩性・耐薬品性に優れています。また、直射日光や水分への耐久性にも優れているので、戸外での使用にも対応できます。

・裏付き防止パウダーレス

従来の油性印刷では、裏付き防止のためのスプレーパウダーが使用されていました。パウダーを使うことで表面のざらつきやPP加工への悪影響など製品不良を起こす原因として懸念されていました。しかし、UVオフセット印刷では、瞬時にインキが硬化するためパウダーが不要となり、化粧品や食品等の製品にも印刷対応できるようになりました。

・多様な素材への印刷が可能

ホイル紙、合成紙、フィルム、和紙、厚紙(1mm厚まで)、薄紙など、UV印刷では乾きにくい用紙でも品質を保ったまま乾燥させることができるので、乾きにくいユポ紙や透明紙等にも印刷することができます。富士印刷では、厚紙の印刷は1mmまで対応が可能なためパッケージ等の印刷にも速乾で対応可能です。

・ニスによる表面加工

コートニス、OPニス(グロス/マット)、疑似エンボスニス、抗菌ニス、水性ニス(パール・シルバー)。富士印刷では、様々なニスに対応しているのでカラー印刷では表現できない新しいデザインやインパクトのあるオリジナル製品をご提供できます。

・VOC(揮発性有機化合物)の含有率が極めて少ない

VOCは、「大気環境への影響」など、環境に影響を及ぼす可能性のあることが指摘されています。UVオフセット印刷に使用されるインキは、そのVOCの含有率が1%未満となります。また、UVオフセット用インキを使い、印刷することで、特定のマークを表示することができます。

・短納期が可能

UV印刷機では、従来の油性印刷のようにインキを自然乾燥させるのではなく専用インキに紫外線(UV)照射し乾燥させることで瞬間乾燥させるので、印刷した後でも時間を置かずに次の行程へ入ることができます。そのため、時間を大幅に短縮でき、短納期が可能となります。

まとめ

UVオフセット印刷は、品質が安定しやすく、多様な素材への印刷ができることが特徴です。

適宜ご提案させていただきますので、お困りの際や、サンプルをお求めの方は担当営業または下記のメールフォームよりお気軽にお問い合わせください!

 

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